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メッセージ >
聖書の学び
Title
第22課「神をこの上なく愛する信仰の四段階」
Speaker
堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
Date
2015-06-19
読むみことば: ヨハネ14:21
覚えるみことば: ヨハネ14:21
参考にするみことば: ヨハネ14:25
教育目標: 主を受け入れてから信仰の岩に立ち、神をこの上なく愛して聖められた信仰の四段階に至れば、どんな特徴があるのか具体的に調べてみる。
イエス様は<ヨハネ14:21>で「わたしの戒めを保ち、それを守る人は、わたしを愛する人です。わたしを愛する人はわたしの父に愛され、わたしもその人を愛し、わたし自身を彼に現します。」と言われました。強くて大胆な若い者たちの信仰と言える信仰の三段階でも、戒めを守っているので神を愛すると言えますが、心の罪の性質まですべて捨てたのではないので、「主よ、愛しています」と告白するのが少しは恥ずかしいです。
しかし、父たちの信仰と言える信仰の四段階になれば、心の罪の性質をすべて捨てて、戒めを完全に守っているので、「主よ、愛しています!」と大胆に告白できます。このような人には神に愛される証拠がいつも現れます。この地上でたましいに幸いを得ているほど、すべての点でも幸いを得、健康である祝福をいただいて、天国でも神のまことの子どもとして多くの栄光と権威を味わうことができます。
1. 神をこの上なく愛する信仰の四段階
みことばどおり行える信仰の三段階を過ぎて、神をこの上なく愛する信仰の四段階に入れば、心の罪の性質までも脱ぎ捨てたので、完全に真理の中にとどまります。つまり、神がお認めになる御霊の人であり、神のまことの子どもと言えるのです。
それでは、信仰の四段階と信仰の一、二、三段階とでは、どんな違いがあるでしょうか。<第一テサロニケ5:16_18>にある「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。」というみことばを通して調べてみましょう。
もし誰かが何の過ちもない皆さんに謀略をめぐらしたとすれば、どんな心になるでしょうか。信仰の一段階や二段階の入り口では、当事者を訪ねて行って、正しい正しくないを問い詰めて、議論して、声が高くなってけんかしたりもします。しかし、信仰の二段階の中盤だけになっても、悪を避けるために努力するので、ひどく憤ったり悪を行ったりすることはある程度自制します。
信仰の三段階に入って信仰の岩に立つ前までは、心が揺れ動いたりもします。真理を知っているので、「感謝しよう。喜ぼう」と我慢しますが、心から感謝が出て来るのではありません。しかし、信仰の岩に立てば、つぶやくよりは喜んで感謝しようとする思いが先に浮び、ひょっとして一瞬「つらい」という思いがかすめても、すぐ変えます。
さらに信仰の四段階に至れば、全く揺れ動くことがありません。神の御前で罪を犯さないで、はばかることがないので、感謝と喜びがなくならないのです。敵をも祝福して、相手が罪を犯さないように憐れんで祈ります。
このように同じ状況であっても、信仰の段階によって反応が違い、神の御前に立ち上る心の香に違いがあります。
2. 信仰の四段階の特徴
第一、神を条件をつけずに愛します。
信仰の四段階の人は神を愛するために努めるのではなく、心から神をこの上なく愛します。「神様、これをしてくだされば、私はそれをします」と条件をつけたり、何かの報いを願ったりしないで、無条件に愛します。神のことばを、答えと祝福を受けるためにや、災いにあうのではないかと恐れて守るのでもありません。私たちをまず愛された神の愛が胸にしみるので、神を愛して戒めを守ることを当然と思います。
ダニエルの三人の同僚は偶像を拝まなければ、火の燃える炉に投げると王が脅かしても「もし、そうなれば、私たちの仕える神は、火の燃える炉から私たちを救い出すことができます。王よ。神は私たちをあなたの手から救い出します。しかし、もしそうでなくても、王よ、ご承知ください。私たちはあなたの神々に仕えず、あなたが立てた金の像を拝むこともしません。」と断固として言います(ダニエル3:17_18)。
このようにダニエルの三人の同僚は火の中から救い出してくださる神の力に堅く信頼して、もしそうでなくてもかまわないと、生きるにしても死ぬにしても神のみこころに従うだけでした。信仰の四段階に至るようになれば、神を条件をつけずに愛するのです。
第二、神を第一に愛します。
神を第一に愛すれば、世の富と誉れはもちろん、家族や自分のいのちよりも神を愛します。使徒パウロは何でも自分にとって得であったこのようなものをみな、キリストのゆえに、損と思うようになり、 キリストのためにすべてのものを捨てて、それらをちりあくたと思いました(ピリピ3:7_8)。
イエス様は「わたしのために、また福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子、畑を捨てた者で、その百倍を受けない者はありません。今のこの時代には、家、兄弟、姉妹、母、子、畑を迫害の中で受け、後の世では永遠のいのちを受けます。」と言われました(マルコ10:29_30)。
このようにみことばどおり行えば、初めは迫害されることもあり、信仰が小さい時はそれによってつらいこともありえます。しかし、最後まで聖別された聖徒の生き方をしていけば、世の人にも認められるようになります。また、御霊の歩みに入って、神を第一に愛する信仰になれば、迫害が退いて、周りからも真実なクリスチャンだと認められるようになるので、幸せな信仰生活ができるのです。
第三に、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、健康であります。
<第三ヨハネ2>に「愛する者よ。あなたが、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、また健康であるように祈ります。」とあります。「たましいに幸いを得ている」とは、死んでいた霊が生き返って、霊とたましいと肉の秩序が正しくなることを言います。言い換えれば、霊が人の主人になって、たましいと肉が従うので、ただ真理どおりに生きていくのです。
私たちが主を受け入れて聖霊を受ければ、死んでいた霊が生き返ります。その後、みことばどおり行って信仰が成長するほど霊が成長して、たましいと肉を支配して治める主人の役割をします。
それで、たましいに幸いを得ている人はサタンがいくら真理でない思いを吹き込もうとしても、受け入れません。心の中に悪がないからです。周波数が合わなければ放送が聞けないように、サタンがその人の心を操ることができません。
このようにたましいに幸いを得ている人は神がいつもすべてのことを先立って解決してくださるので、すべてのことが栄えます。つまり、家庭、職場、事業の場など、すべての点でも幸いを得、健康である祝福を受けるのが見られます。
3. 信仰の四段階の聖徒が入る天国の場所
信仰の三段階の聖徒が入る二天層と、信仰の四段階の聖徒が入る三天層での生き方は、その幸せと栄光が「天と地の差」です。信仰の四段階の聖徒は悪はどんな悪でも避けて聖められたからです。
聖徒が聖められた程度によって天国での栄光が違いますが、御使いが付き従うことだけ見てもわかります。パラダイスや一天層、二天層では、御使いたちが天国を管理して、時によって神の子どもたちを助ける働きをしますが、個人的には付き従いません。しかし、聖められて信仰の四段階に入った聖徒に与えられる天国の場所である三天層からは、個人的に付き従う御使いがいます。どれほど神に栄光を帰して喜ばれたかによって、仕える御使いの数も変わります。
三天層では御使いが主人の心を読んで従います。主人が果物を食べたいと思えば、その心を読んで果物をもいでくれます。しかし、二天層では御使いに果物を持って来なさいと命じてこそ動きます。
二天層以下に入った人と三天層以上に入った聖徒では、外見だけ見ても大きい違いがあります。それぞれの栄光の光が違い、衣と衣の模様、飾り、ヘアスタイルなどが違って、どれほど聖められて神に愛されているのか、すぐ見分けられます。
天国の家を見れば、二天層ではみな一階建てである一方、三天層からは二階建てです。プールや散歩路、湖、付属施設など、自分が願うすべてのものを三天層では所有できます。
そして、二天層の家には表札がありますが、三天層の家には表札が必要ありません。家自体から主人の香が漂ってきて、誰が主人なのかわかるからです。
神は、聖められて、死に至るまで忠実であったので三天層に入って来た人に、いのちの冠を報いとして与えられます。自分の信仰がどれほど成長しているのかチェックして、信仰の四段階を過ぎて最も美しい天国、新しいエルサレムを激しく攻めて行きますように。
* まとめと適用
1. ( )の中に正しい言葉を入れてください
信仰の四段階は神を( )信仰である。
2. ( )の中にその信仰の段階の人が入る天国の場所を書いてください。
栄光の冠( ) いのちの冠( )
二階建て住宅( ) 一階建て住宅( )
共同の雲の自家用車( ) 個人の雲の自家用車( )
朽ちない冠( ) 表札( )
3. 信仰の四段階の聖徒に下さる天国の場所と冠は何でしょうか。
( )と( )
4.神を条件をつけずに愛するという意味は何でしょうか。
_______________________________________________________________________
5.神を第一に愛すれば、どんな生き方をするでしょうか。
_______________________________________________________________________
* 今週の課題
次回は信仰の五段階について学びます。最も美しい天国、新しいエルサレムに入れる五段階の人の信仰はどんな信仰でしょうか。<マルコ16:17_18>を読んで考えてきましょう。
* 「用語」を知って力にしましょう
「死に至るまで忠実である」とは
単に肉の命を尽くすまで熱心に働いて忠実であるという意味ではなく、聖書66巻に込められている神のことばをいのちを尽くして実行するという意味である。つまり、罪と戦って血を流すまで抵抗して捨て、神の戒めを守って忠実であることを言う。
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